再就職先を探す時のポイント
再就職をすることを決心しても、一体どういった職場を勤務先として探したらいいかってよくわからないですよね。せっかく再就職するんですから、安心して長く仕事が続けられる職場で働きたいものです。
そこで、看護師が再就職求人を探す上でチェックしたいポイントをいくつかピックアップしてみました。全てをクリアしている求人を見つけるのは難しいかもしれません。しかし、どのような職場が再就職場所としてふさわしいかのイメージはつきやすくなると思いますので、是非参考にしてみてください。
復職支援セミナーとは、現役看護師・医師が再就職を目指す人達に行う、最新医療・看護技術の研修です。看護師求人サイトや地方自治体などでも開催していますが、医療機関でも実施しているところがあります。また、再就職希望者に関わらず、看護師の看護技術向上・スキルアップのために、看護師の研修制度を設けている病院もあります。
復職支援セミナーは、忘れてしまった看護知識・技術を思い出したり、働くことに慣れたりできるので、参加しておいて損はありません。
また、実際に参加できればもちろん良いですが、もしスケジュールや定員の都合で参加できなかったとしても、これらの制度が充実している再就職先を選ぶことは非常に重要です。復職支援セミナーや研修制度がしっかりしている病院は、看護師が働きやすい環境作りの意識が高いです。再就職をしたあとも、少しでも仕事に早くなれるようなバックアップ体制がしっかりしている傾向にあります。
再就職をして仕事に慣れるまでの間は、体力的にも精神的にも想像以上の疲労が伴います。また、育児復帰後などは夜勤を避けたい場合もあるでしょう。そのような状態で最初から日勤+夜勤で働くのは難しいといえます。ですので、再就職直後は日勤のみであったり、アルバイト形態で働けたりと、勤務形態に多様性がある病院がおすすめです。
自分に都合のよい勤務時間で働ければ良いですし、これもポイント1と同様、勤務形態に多様性を持たしている病院は看護師が働きやすい環境作りに努めている傾向にあります。
中には短時間勤務が可能であったり、限定的な業務のみ担えたり、独自の体制をとっている病院もあります。勤務時間や仕事量がコントロールできるか求人かどうかは非常に重要です。
育児復帰して再就職をされる場合は、託児所を確保できるかも重要になってきます。自宅や勤務先の周辺の託児所でもよいのですが、勤務時間が伸びてしまう可能性もゼロではありませんので一番安心できるのは院内に設置された託児所です。最近では出産を機に潜在看護師となってしまった看護師を確保するため、24時間体制の託児所を設置している病院も増えてきています。
看護師の退職理由として、人間関係がうまくいかなかったというは常に上位に上がります。その点を考えても、職場の人間関係が良好かどうかは、再就職先を選ぶ上では最も重要なポイントといえるでしょう。看護医療の技術は日々進歩していますので、特にブランク期間が長かった方は、わからないことも多々出てくるでしょう。そんなとき、遠慮なく質問できたり、困っている事を話せる人間関係が形成できるかどうかは非常に重要になってきます。
実際に再就職をして勤務が続いている看護師がいるかどうかは、再就職先を選ぶ上でもっともわかりやすい判断要素となります。どんなに再就職者のバックアップ体制が整っていても、実際に再就職看護師が働いていなければ、それらの制度が機能していない可能性があります。逆にこれまでのポイントを満たしていなくても、再就職看護師が実際に勤め続けられていれば、病院全体として再就職への理解が高いといえるでしょう。
例え日勤のみの勤務だとしても、看護師の仕事自体が体力と集中力を必要とします。近くに日勤のみ可の病院がなかったり、体力面で不安がある方は、まずは病院以外の求人を考えてみるのもひとつの手です。訪問介護や介護施設などであれば、基本的に残業はありませんし、患者の生死を担うような仕事もありません。これらの施設は再就職看護師が働いていることも多く、職場での理解者がいるという点でも安心です。