再就職を早く決めるためのコツ
看護師へ復帰することを決めたら、できるだけ早く再就職先を決めて安心したいですよね。しかし、漠然と活動を進めて採用が決まるほど、看護師の再就職活動は甘いものではありません。例え少しの間だったとはいえブランクがある以上、採用側もその理由を問うてきます。ですから再就職活動には、そこで根拠のある説明ができるような準備が必要なのです。準備をせずに再就職活動にのぞんで、運よく採用されるということもあるでしょう。しかし、そうなってくると転職のミスマッチが起こりやすくなり、早期退職に繋がる場合もあります。
再就職をできるだけ早く、そしてミスマッチなく決めるためには、いくつかのポイントが大切になってきます。気持ち良く仕事ができる職場を見つけられるよう、その再就職のポイントをしっかり理解しておきましょう。
謙虚な姿勢で再就職活動にのぞむ
再就職活動を円滑に進める上でまず大事なことは、「自分には看護師としてのブランクがあることをしっかりと認識すること」です。「そんなの当たり前じゃん!」と思われるかもしれませんが、これが最初から出来ている方は本当に少ないです。
看護医療の技術や知識は、日々目覚ましい進歩をしています。例えばブランクが1年あったとしたら、「自分は1年前から腕は衰えていない!」と思うかもしれません。しかし、看護現場の状況はその1年の間で驚くほど変化しており、例え事実、あなたの腕が衰えていなかったとしても、相対的には現在の看護医療にすぐには対応できない状況にあるでしょう。さらにブランク期間が長ければ長いほど、あっという間に浦島太郎になってしまいます。
しかし、私の経験の限りでは、その事を認識していないがために再就職が決まらない看護師は実に多いです。慢心が態度に出てしまって面接に受からなかったり、面接を通過できたとしても、提示条件に納得できずに採用を辞退してしまったりするのです。
はっきり申し上げると、採用側は再就職者のブランク期間がどれほど足を引っ張るかを経験から把握しており、提示した条件については至極妥当だといえるでしょう。また、そのような態度の転職希望者は現場の輪を乱す存在になる可能性もあるので、よほど緊急の場合でなければ採用したくないというのが本音です。
看護師が常に不足しているというのは事実ですが、だからといって不安要素の残る人材を採用するほど、採用側に余裕があるわけではありません。再就職をできるだけ早く決め、安心して働くためにも、謙虚な気持ちをもって再就職活用にのぞむようにしましょう。
希望条件の優先順位を明確にしておく
謙虚な気持ちをもって入念な準備をして再就職活動をすれば、採用が決まらないということはまずないと思います。しかし、先方から提示された待遇条件が、自分の希望条件をすべて満たしているということも中々少ないのではないかと思います。そんな時に、その職場で働くか・辞退するか、という判断に悩まないように、「自分が職場を選ぶ時の優先順位を明確にしておく」ということが非常に重要です。
生活のために「給料条件」を優先するのか、家庭の都合もあるので「勤務体制」を優先するのか、キャリアのために「配属先」は譲らないのか。ここを明確にしておかないと、気づかぬうちに不本意な選択をしてしまう可能性もあります。スピーディーかつ効率的な再就職活動をするためにも、自分は仕事に何を求めているのか、をはっきりさせておきましょう。
再就職活動時に考えるべき要素
再就職をする時に考えるべき点には以下のような要素があります。
看護師転職サイトのエージェントに相談してみる。
再就職先を決める時には、どのような医療施設で働くのか、給料はどれくらいか、勤務体制はどのようになっているのかなど、整理すべき要素がたくさんあります。働いているときは大体の状況や相場は把握していたと思います。しかし「ブランク明けで働く場合」となると、不明点や不安な点というのも沢山でてくるでしょう。かといって、自力で情報を集めようと思っても、周りに同じような環境の看護師がいないと、それもなかなか難しいのが現状です。その場合は、看護師転職サイトのエージェントに相談してみるのがおすすめです。
看護師転職サイトには看護師の転職に関する膨大なデータが蓄積されており、その中には再就職に関するものもたくさんあります。エージェントはその成功例をもとに、現状相場などの情報を教えてくれたりアドバイスをくれたります。
また、再就職支援セミナーといった再就職希望者をバックアップするようなイベントも行っているので、不安な気持ちを和らげることもできるでしょう。
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